ルカシェンコの宮殿の総額!26年在任中の不正蓄財と腐敗の全貌

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ルカシェンコアイキャッチ

欧州最後の独裁者として知られるベラルーシのルカシェンコ大統領。

東京オリンピック女子陸上選手の亡命問題でにわかに注目され、ベラルーシでの独裁政治やその長期政権が話題となっています。

在任中に建てたという豪華絢爛な宮殿など、彼の多くの不正蓄財が反体制派の作った動画で公開され、大きく非難を浴びています。

ルカシェンコ宮殿の驚きの総額や、26年在任中の不正蓄財と腐敗の全貌についてお伝えします。

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ルカシェンコの豪華宮殿の総額が衝撃

ルカシェンコ大統領の建てた豪華宮殿などの総額が衝撃を呼び、世間を驚かせています。
豪華宮殿
隣国ポーランドに拠点を置く反政権メディア「NEXTA」による動画が公開され、そこではルカシェンコ大統領が国の予算で数々の豪華施設を作り「個人的に利用している」と指摘、高級車のコレクションも持っていると告発されました。

動画では、ルカシェンコ大統領は別荘など国費で建てた18の施設を利用し、中でも2013年に完成した首都ミンスクの大統領公邸「独立宮殿」にはなんと「2億5千万ドル(約272億円)」もの国民のお金がつぎ込まれた」としています。(朝日デジタル:引用)

独立宮殿は、金をふんだんに使った豪華すぎる装飾にあふれ、これに憤慨した人々のデモ隊も押し掛けたりしています。

国営ベルタ通信によれば、ルカシェンコ大統領は反政権派の出した動画に対し、「豪邸疑惑」を持ちだそうとしているとし、「私にあるのは、母とともに育った7メートル、8メートル四方の家だけ」と話したとか。

動画公開後大統領府が「私は国民から一度たりとも何かを盗んだことはない」というルカシェンコ大統領のコメントを伝えており、疑惑を完全否定している様相です。

恐らく国民の誰もが信用していないでしょうが…

ルカシェンコ政権が26年長期在任が可能な理由

1994年から大統領の座にあり、2020年8月9日の去年の大統領選でも国民の大批判の中ルカシェンコ大統領は6選を果たしています。

その独裁政権は26年に渡る長期在任で注目されました。

彼のこのような長期在任が可能になった理由はどこにあるのか気になりますね。

ルカシェンコ大統領が6選を果たした後、これは不正選挙だとした大規模な抗議運動が起こりましたが、そこではデモ参加者やジャーナリスト、人権運動家、野党勢力などが嫌がらせを受けたり、投獄されたりしています。

ルカシェンコ政権では現在も反体制を支持する国民への弾圧が続き、容赦のない統制がなされています。

ルカシェンコ大統領は1990年に政治家となり、ソ連が崩壊後はベラルーシの政界は汚職が横行したといいます。

彼は汚職追放を掲げ、有権者の支持を得ますが、94年に大統領となると国民投票を行い大統領の多選を可能としました。

ヒトラーを礼賛する発言をしたり、国内の広告で外国人モデルの使用を禁止したり、『プレジデントは自分一人で充分』と会社の社長が『プレジデント』と呼ぶのを禁止したり、と理解に苦しむ施策や迷言が多いことで不審をかうことも多かったルカシェンコ大統領の長期在任の裏には、おそらく不正が横行していたものと思われます。

有力視されていた対抗馬を逮捕したり、立候補を認めなかったり、票数を改ざんするよう指示する場面も伝えられることがあったそうです。

26年の長期政権はまさに彼自身の自作自演があっての独裁政権で自ら指揮を取っていると捉えて間違いなさそうです。

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ルカシェンコの26年在任中の不正蓄財

ルカシェンコ大統領の26年長期在任中の不正蓄財の大きさに、ベラルーシ国民の怒りが爆発しています。

ルカシェンコ大統領の浪費生活を告発するドキュメンタリー「ルカシェンコ、金鉱」(「NEXTA」)がネット上で公開されてから、数日間で420万回以上視聴されていますが、彼が大金をかけ贅沢な装飾を施した豪邸、専用機、専用車で生活していると告発したのです。

また、ルカシェンコ大統領は宮殿だけでなく、ベラルーシ国内の企業グループも所有しているともいわれており、26年の在任中その強大な権力をほしいままにしていたことが露わになろうとしています。

ルカシェンコ大統領は「私はこの四半世紀、大統領を務めてきた。もし(彼らの言う通り)数十億ドルの不正蓄財や宮殿があったなら、すでにあらゆる勢力から八つ裂きにされているだろう」(Newsweek:引用)

と述べ、一切の不正蓄財を認めていませんが、そんな戯言を信じる国民は居るはずもなく国民の不満はおさまりそうにありません。

ルカシェンコの金鉱

ベラルーシ反体制派の制作した告発動画「ルカシェンコ、金鉱」では、独裁者ルカシェンコ大統領の不正蓄財の問題を大きく取り上げ、詳細を示し注目されました。

先に述べた豪華絢爛な宮殿はもちろん、18もの別荘や、個人的利用の専用機・専用車があるなどの実態が明らかになり国民をあきれさせ、反感をかうきっかけになりました。

超高級外車で知られる、マイバッハやロールスロイスなど、総額で475万ドル相当の高級車も話題の動画に登場するとか。

車の公式の所有者は別の名前になっているそうですが、これら全てを大統領が所有しコレクションとしていると見られています。

ルカシェンコ大統領は、他にも国内グループ企業も所有していることなどが伝えられ、国のお金を私有化していると批判が集まりました。

ルカシェンコは欧州最後の独裁者

ルカシェンコ大統領は「欧州最後の独裁者」と呼ばれていることで有名です。

最近では東京五輪ベラルーシ陸上女子選手のクリスティーナ・ティマノフスカヤが、帰国を否定し、羽田空港で保護を求め亡命を望んだことも、その現れといえるでしょう。

ティマノフスカヤはインスタグラムの投稿で、別の選手のドーピング検査をめぐりコーチ陣の不手際を批判し帰国を強制されましたが、ベラルーシに帰れば身の危険があるとし保護されました。

また本来200mの選手だった彼女は、全くトレーニングしていない400mリレーに登録されたことも批判の理由ですが、これらはオリンピックスポーツが選手を威嚇し政治や人権侵害を侵す顕著な例として話題になりました。

昨年夏の大統領選で、ティマノフスカヤは反政権デモを支持していたことも伝えられ、ルカシェンコ大統領の長男ビクトル氏が現在率いるベラルーシオリンピック委員会からは東京五輪での「要注意選手」としてマークされていた状態の選手だったそうです。

ベラルーシでは、スポーツは政府の国民統制の手段であり、ルカシェンコ大統領は23年間、ベラルーシ国内オリンピック委員長をつとめ支配してきました。

彼の長年のオリンピック委員会の支配で、オリンピックスポーツは、ベラルーシ内外でスポーツ選手を威嚇し、沈黙させるため利用されていたというから驚きです。

オリンピックが政治的なものではないといわれながら、ベラルーシ女子選手亡命の一件でコーチや連盟関係者などによる、選手への嫌がらせや抑圧が存在し、彼の独裁政治や選手の人権危機の存在が世界中に知れ渡り、世界各国の政府にも警鐘を鳴らす大きな事態となり注目されています。

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おわりに

欧州最後の独裁者と名高いルカシェンコ大統領の、26年もの長期政権の産物ともいえる不正蓄財の数々が反対勢力により明らかになり、国民を激怒させその行方は世界中が見守るところとなっています。
豪華宮殿の総額2億5千万ドルも国民のお金でありながら悪びれることもなく、不正を重ね独裁政権を築き国民を苦しめる国にしてしまったルカシェンコ大統領。彼の罪は今後世界中から責められるものとなるのは確実といえるでしょう。
ただこうした独裁政権が26年も横行している現状を考えると、ベラルーシ率いるルカシェンコの独裁政権は恐らく大掛かりなクーデターでも起きない限り今後も続くのかもしれません。


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