キラキラ四股名で話題となった天空海力士は
2020年11場所で新入幕を果たしました。

読み方が話題になった力士は多いですが天空海
力士も一度聞いたら忘れられない四股名の力士です。

ツイッターも使いこなすギャップも持ち合わせた
天空海は異例の経歴の持ち主でもあります。

その特徴的な四股名の由来や異例の経歴など
キラキラ四股名の天空海力士の今を追ってみました。

天空海プロフィール

四股名　天空海　翔馬（あくあ　しょうま）
本名　高畠　祐貴（たかはた　ゆうき）
四股名履歴　豊乃浪→天空海
出身地　茨城県東茨城郡大洗町
生年月日　1990年11月6日（30歳）2020年12月現在
身長　182㎝
体重　165kg
所属部屋　立浪部屋
自己最高位　西前頭16枚目（2020年11月場所）
得意技　突き・押し

初土俵から10年、30歳での新入幕なので、
遅咲きの力士と言えると思います。

所属の立浪部屋には幕内力士の明生や豊昇龍が
いますので、コロナ禍においても充実した稽古が
できていることと思います。

天空海力士のキラキラ四股名の由来

キラキラネームならぬキラキラ四股名で話題と
なった天空海（アクア）力士。

天空海（アクア）は、ふるさと大洗町の水族館
「アクアワールド茨城県大洗町水族館」から
四股名を命名したようです。

漢字はそれぞれ、
「天」は上昇を、「空」と「海」はふるさとの
空と海をイメージしているとのこと。

単なる当て字ではなく、漢字一文字一文字に
意味が込められているのですね。

郷土愛も感じます。

また、「天空海翔馬」を縦書きにして下から
上へ読むと、ペガサス（翔馬）が海から空を
突き抜けて天まで上がっていけるように、
という上昇の意味も込められているそうです。

本人もこの四股名はとても気に入っているそうです。

ありふれた四股名よりも、一度聞いたら
忘れられない、すぐに覚えてもらえる
四股名はいいですね。

この11月場所は四股名の天空海を連想させる
スカイブルーのまわしが目立っていましたね。

天空海の力士までの異例の経歴理由がW

天空海の実家は自動車販売業を営んでおり、
大の車好きで自動車整備士になるのが夢
だったそうです。

そのため専門学校に進学していましたが、
同時から体重が大きすぎて整備しになるには
体が車体の下に入らないことから、泣く泣く
整備士になる夢を断念。

その後、第二の夢である格闘家を目指した
けれども、格闘家で食べていけるのはほんの
一握りということでこちらも断念・・・。

そこでレスリング経験もある父親から相撲を
勧められ、知人の紹介で立浪部屋に入門する
ことになったのだそうです。

学生時代は柔道をやっていたそうですが、
相撲の経験が皆無で角界入りして、しかも
関取にまでなれる人は非常に珍しいのでは
ないかと思います。

天空海の怪我と挫折

天空海は2011年の初土俵から2013年幕下昇進
までは順調に番付を上げていったものの、その後
幕下生活が長かったようです。

幕下上位で十両目前だった2016年、宇良との
取り組みで膝に怪我をしてしまったことにより、
さらに幕下生活が長引き、新十両を果たしたのは
2018年でした。

約5年間、幕下で頑張っていたのですね。

また、天空海は相撲初心者で入門した当初、
なかなか柔道の癖が抜けず苦労したようです。

ですが、同部屋の明生や豊昇龍などの四つ相撲の
力士と稽古することにより、正しい四つ相撲も
取れるようになっていったそうです。

やはり同じ部屋の力士の影響力は大きいですね。

この二力士とは、2020年7月場所、十両の
優勝決定戦で巴戦をした経験もあり、現在は
三力士とも幕内で相撲を取っています。

まさに切磋琢磨する良きライバルですね。

また、天空海と言えば11月場所中の勝ち越し
インタビューで突然、場所中、立浪部屋から
国技館に移動している際にダンプカーに追突
される事故に遭っていたことを笑顔でカミングアウト。

想定外の事故話に周囲を仰天させました。

幸い大事には至らなかったものの、むち打ちの
診断だったそうです。

そんな中でも、新入幕で勝ち越しを果たしており、
そう考えると自力もある立派な力士ですよね。

「体が痛くて逆に集中できるようになった」

と本人が笑い飛ばしているのを見て、逆境も
ユーモアに変えられる強さを持っている力士
なのだなと感じました。

天空海のツイッターが面白い

天空海はツイッターをやっており、たびたび
面白い投稿をしています。

2018年、映画「君の名は。」が流行った際には、
聖地として知られる須賀神社前階段を訪れ、主人公
・立花瀧とヒロイン・宮水三葉のポーズを同部屋
力士と再現した写真を投稿。

「君の四股名は。」

と名づけられたその写真は、当時
インターネット上でとても話題になりました。

タイトルのセンスが抜群ですよね。

本人もこの写真は気に入っているようで、固定
ツイートに設定されています。

また今年の猛暑で世間でも流行った持ち歩き出来る
扇風機をモジって「力士用ハンディファン」と
実物大の家庭用扇風機をツィートしたりと意外と
お茶目なツィートで話題になりました。

現在は錣山部屋所属の阿炎のSNS不適切投稿により、
力士のSNSは自粛要請が出ているため、残念ながら
新規投稿は控えているようです。

ですが、ツイッター自体はたびたびチェック
しているようで、面白い投稿のリツイートは
今でも行われています。

最近では、ある漫画家さんが前述のダンプ
追突事故をユーモア溢れる四コマ漫画にして
いるものを、リツイートしていました。

一般人が自分について投稿しているものも
たびたびリツイートされているので、面白い
投稿をしたら本人に観てもらって、リツイート
される可能性は大いにありそうですよ。

おわりに

とてもユニークな四股名の天空海アクア関の今年最後の11月場所での活躍ぶりを見たら来場所からの益々の活躍が楽しみな力士です。
無事新入幕での勝ち越しを果たしたので、来場所も幕内でさらなる活躍が期待できますね。
まだ事故の後遺症もあるかもしれないので、まずは身体をしっかり休めて、また来場所その四股名をさらに広めていってもらいたいと思います。