パククネ前大統領の現状が悲惨!何をしたらこうなるのか罪と罰の真相

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パククネ大統領アイキャッチ

収賄などの罪に問われた韓国前大統領パククネの逮捕後、2021年1月14日、彼女に懲役20年の実刑が確定しました。

このニュースにパククネが一体何をしたのか、その悲惨な現状に再び目を向ける動きが顕著になっています。

韓国初の女性大統領パククネは、2017年大規模な汚職スキャンダルで失脚しましたが、民主的に選出された大統領が汚職で辞任という前代未聞のニュースで、その行方が今もなお注目されています。

パククネ前大統領の現状が悲惨、何をしたらこうなるのかと罪と罰の真相についてお伝えします。

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目次

パククネ前大統領の現状が悲惨過ぎる

パククネ元大統領は懲役20年、罰金180億ウォン(約17億円)が宣告され、現在拘置所に服役していますが、満期まで服役すると、出所は87歳になる2039年といいます。

ですが韓国内ではパク大統領に同情する声は少なく、彼女の持病の腰が悪化し2018年に一時的に持病の治療が許されたものの、これまで一度も保釈されていません。

パククネ元大統領は失意からか、拘置所でも食事にほとんど手をつけず、公判を何度も欠席したり、時には車椅子で法廷に出たこともあったとか。

彼女が法廷で突然笑い出したり、弁護人が弁護中にも訳の分からない絵を描いては消している光景が、何度も傍聴人に目撃されていたそうです。(ヤフーニュース:引用)

豪華な大統領生活から、わずか10.6平方メートルの狭い独房に移り4年が過ぎ、一時は精神を患ったとも噂されましたが、最近は落ち着きが見え健康にも異常がないといいます。

見た目も注目され、颯爽として活躍していた大統領時とは違い、やつれ伏し目がちな変わり果てた様子が伝わっており目標を失った元大統領の姿に悲哀を感じます。

パククネは何をした?

そんな女性初に大韓民国で大統領にまで上り詰めたパククネ前大統領は何をしたのか、その逮捕の主な理由をあげると次のようになります。

№1 大企業「サムスン」からの収賄
パククネ前大統領は、大手のサムスングループなどの合併に協力し、その見返りとして443億ウォン(日本円で約43億円)のお金を受け取っていました。

№2 複数の企業に対し資金の寄付を強要
パククネ前大統領は、複数の企業に対し、自分の幼なじみのチェスンシルの管理する財団に資金拠出するように強要していました。

№3 共犯のチェスンシルさんに、機密文書や情報を漏えい
パククネ前大統領は国家しか知り得ない重要な情報を、幼なじみの友人チェスンシルに流し、それを元に大企業からの収賄などを図っていました。

パククネ前大統領は、その地位を利用した権力の乱用により大企業からの収賄や、友人と画策して情報漏えいするなどしたとされ、世間から大きな非難をあびることになったのです。

パククネはチェスンシル一家の操り人形だった説

一方でパククネ前大統領は、友人チェスンシル一家の操り人形だったのではないかと言う説もでています。

パククネ前大統領が図ったとされる収賄や強要は、自身の欲望ではなく、共犯とされたチェスンシルにより洗脳されていたからだとも言われているのです。

元々パククネ前大統領の父親と、チェスンシルの父親に親交があったといい、両家は家族ぐるみの付き合いがあったとか。

驚く事にチェスンシルの父親チェテミン氏とパククネ前大統領は男女の関係があったと言われる程の噂も濃厚だと言われています。

パククネ前大統領については、政治判断についてもチェスンシルに操られていたといわれ、重大な決定でさえも彼女に判断を仰ぐことも多かったというからびっくりです。大統領の演説文を彼女にチェックさせていた事実もみえ、完全に操り人形であったといいます。

チェテミンとチェスンシル親子によって完全な操り人形とされていた期間が40年だとも言われる程パククネ氏はこの親子の言いなりで無罪を主張するパククネ前大統領の言い分として複数企業からの収賄罪約56億円18件もの容疑があるも「自分は一銭も受け取っていない」と言うのがパククネ氏の言い分なのだそうです。

賄賂への口利きをチェスンシルら親子に指南され時にはチェテミンの手動する宗教の広告塔となり金集めの道具にされ、最後は、その娘チェスンシルの娘と当人への貢ぎ物として莫大な資産を財閥らからかき集める役目を働いていたとされるパククネ氏。

逮捕の理由の収賄や強要もほとんどチェスンシルが主導権を握っていたとされており、当時パククネ元大統領が可愛そうといった声もあがっていました。

実際可哀そうと言えば可哀そうですが、どこかで気が付かなかったのか?立ち止まる事は不可能だったのかと思えて仕方なくもありません。

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パククネの悲劇は父がパクチョンヒだった事

パククネの悲劇は、父親が第5~9代大統領を務めていたパクチョンヒだったことから始まっています。

パクチョンヒは元々軍人で、1961年5月16日に起こした「5.16軍事クーデター」で国家再建最高会議議長に就任、その後大統領の座に。

韓国の近代化に貢献した一方で、改憲により自身の永久執権を企み独裁者ともいわれ、1979年10月、側近の手により暗殺されています。

その前の1974年8月にも暗殺未遂事件が起こりましたが、その時パクチョンヒ大統領の2人目の妻で、パククネ大統領の母親だったユク・ヨンスさんが殺害されるという悲劇も起こっています。

母親は演説中のパクチョンヒ大統領を狙った暗殺犯の銃弾により命を落としたのです。

両親ともに殺害されているパククネ大統領は亡き父親の取り巻きらを後ろ盾に政治家への道に入ります。

その娘が女性初の大統領となり、権力の座から降りた途端自宅や財産などの私財を没収され懲役20年もの罪を被る事になった事実こそ死こそは免れたものの、ある意味では両親以上の悲劇が訪れたともいえ運命を感じざるを得ません。

パククネに罪の意識はなかった~の真相

韓国社会から冷淡な扱いを受けるパククネ元大統領、父親も大統領という家系にありながら、罪の意識はなかったのか気になるところです。

パククネ元大統領については、賄賂の問題に加え、国政に関わる仕事の多くを友人チェスンシルら親子に頼っていたことがわかっています。

「完全に何もわかっていなかった。」「何の能力もない者が(大統領になって)何をしようと言うんだって話ですよ。」「結果がよくないと責任転嫁を平気でやるんです。」(チェスンシルの言葉、「現代ビジネス」より)

父親が大統領、若くして親を失ったその姿から高齢者中心にはじめ信頼を得たパククネ元大統領でしたが、実際は周囲から見るその能力や手腕には疑問もあったといえます。

パククネ元大統領が自身の首を絞めるような、大きな不正をはたらいていると言う意識はなく、言われるがままの操り人形だったことが発覚し、彼女もそれを信じて動いていたと思われます。

事実友人関係とされるチェスンシルは一般人にも関わらず財閥グループのサムスンから自らの娘へ巨額の投資をされています。

チェスンシルの娘の馬術の為に高級馬数千万円の馬を買い与え、馬場まで用意していた事が発覚し自身もパククネ前大統領とは対照的な華やかな生活ぶりが暴露されており彼女自身も懲役18年罰金200億ウォン(18億円)の実刑が判決されています。

対する大統領だった当時のパククネの生活ぶりは自宅こそ両親が残してくれた豪邸を所有していたものの、その生活ぶりは至極質素な生活ぶりだった事が明らかになっています。

こうした背景から生粋のお嬢様で世間知らずだったパククネが若くして両親を亡くした事が悲劇の始まりだったのかもしれません。

パククネ元大統領は父母の暗殺にあい、家庭がなく孤独な人で、大統領になったものの味方は唯一の友でしかなく、うまくことが進めば罪にはならないという軽い認識だったといえるでしょう。

ですが、逮捕の容疑が13件もあるといわれ、決して見逃せない事態になり、大統領から一気に引きずりおろされるその様は不正を容赦しない韓国ならではの出来事であるといえます。

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おわりに

収賄などの罪で逮捕され服役中のパククネ元大統領の現状が悲惨で、完全に威厳をなくしたその姿や、彼女の友人によって操り人形と化していたことが伝えられ、かわいそうとの噂も流れています。
父親も大統領であり、父母を暗殺された暗い過去からある意味閉鎖的な世界をつくったパククネ元大統領ですが、罪の意識は薄く全てを友人に頼ってしまったことはあさはかであったといえるでしょう。多大な罪を重ねたパククネ元大統領、彼女の償いはまだまだ続いていきそうです。


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