トランス脂肪酸の表示方法を見抜く!食べるプラスチックの全リスト

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近年の健康志向の高まりで、食品の安全性に
目を向ける人たちが増えていますが、アメリカで
使用禁止となったトランス脂肪酸を含む食品が
日本でも多く心配されています。

トランス脂肪酸は、食べるプラスチックと呼ばれ
体に悪影響を及ぼす有害なもので、どんな食品に
ふくまれているのか気になりますね。

重大な病気をひき起こすトランス脂肪酸を食品
表示から見抜く方法や、含まれる食品全リスト
などお伝えします。

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目次

トランス脂肪酸とは?

トランス脂肪酸とは、植物油に水素を添加し
固体化、粉末化する家庭で作られるもので、
マーガリンやショートニング、クッキーなどの
焼き菓子や揚げ物類に多く含まれています。

トランス脂肪酸は、トランス型不飽和脂肪酸とも呼ばれ、
人工的に水素を付加して硬化させた製品を製造する
過程で発生する食品でもあります。

安く大量生産できることから、現在のコンビニ
初めスーパーなど気軽な場所で手に入る食品と
してみなさんが口にしている食品に多いのが特徴です。

こうして、たくさんの食品に使われてきましたが、
最大の特徴は、とろみやサクサク感、ふわふわ感
などのうま味成分が簡単に出せ、食べ物の保存効果が
あるのも大きな特徴の一つ
と言えるでしょう。

長く保存できると言う事自体が、その食品に
含まれる化学物質が体内で分解されにくく、重大な
健康被害をもたらすことがわかっています。

外食や加工食品、ファーストフードなどに使われる
揚げ油に至るまで、食生活にあふれており、欧米では
既に厳しい規制がありながら、日本はさしたる規制が
ないことは非常に問題で残念と言わざるを得ません。

ほぼ間違いなく人体に有害物質であることから
欧米でも食品衛生面での規制が入ったこのトランス
脂肪酸が含まれる食品を何故日本で今だに流通させる
のか不快感しかありません。

WHOの公式声明で
「トランス脂肪酸は不必要な有毒化学物質で、命を奪います。
世界中の人々がそのような物質にさらされ続ける理由はありません」

世界保健機関(WHO)も2023年までに、世界中の
すべての食べ物から人工のトランス脂肪酸を
取りのぞく予定と公表。

こうした明確な発言まで公の場でされているのが
トランス脂肪酸の世界実情なのです。

トランス脂肪酸2つの種類

トランス脂肪酸には天然の乳牛などから少量得られる
タイプと人工のトランス脂肪酸と2つの種類があります。

当然天然の乳牛から得られるトランス脂肪酸は安全
なのか?と思われがちですが現段階でも天然の乳牛から
得られるトランス脂肪酸も人体に与える影響を絶対に
健康上安全とは言い切れない状態です。

対する人工のトランス脂肪酸は言うまでも無く人体に
絶対有害物質な『水素添加』と言われる物質です。

水素添加は加工油脂の一つで米国FDAでは安全が
確認されている物質ではない
として2015年6月に
GRASで食品使用する場合には新たな認証が必要な
食品として決定を発表した食品になります。

トランス脂肪酸の表示方法の見抜き方

そうした背景からも完全ではないものの、ある程度の
自分の知識で国内にきちんとした規制がないため、自身で
健康を守ることがまず大切です。

誰にでも出来るのが、食品に書かれている表示方法を
チェックしてトランス脂肪酸の有無を見抜く方法です。
表示

成分表示欄に、マーガリン、ショートニング、
ファットスプレット、植物油脂、水素化油脂、加工油脂

などと書いてあるものはほぼトランス脂肪酸を含む
いえます。

マーガリンから水分を抜いたもので、トランス脂肪酸の
多いショートニングは、パンや菓子類に多く、バターや
ラードの代用として使われており特に注意が必要です。
表示

無添加や手作りのパンは安心できることも多いですが、
市販の食パンなどはトランス脂肪酸0などの表記も
最近は出ていたりします。

やはり、その分やや高額には金額設定になっていますが
健康には変えられません。
(上表はセブンイレブン「金の食パン」より)

またラクトアイスと表示のあるアイスクリームの
ようなもの、コーヒー用のフレッシュクリームなども
かなり多く低まれています。

アメリカでは飲むプラスチックと呼ばれているそうです。

アイスミルク、アイスクリームの表示のあるものを
選ぶとよいでしょう。

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トランス脂肪酸がアメリカで全禁止の危険な理由

アメリカ禁止

2015年アメリカの食品医薬品局(FDA)は、
トランス脂肪酸を含む加工油脂の食品使用を
2018年6月までに全廃すると発表しました。

アメリカでは以前から加工食品トランス脂肪酸
含有量表示を義務付けており、ニューヨークや
カリフォルニアの飲食店での使用禁止も行った
経緯があり、ついに全米禁止というのは大きな
衝撃でした。

トランス脂肪酸全米で禁止の理由についてFDAは、
食用として一般的に安全とは認められないと判断
したと伝えています。

特に過剰摂取により、LDL(悪玉)コレステロールを
増加させ、HDL(善玉)コレステロールを減少させると
言われ、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病、アレルギーなどを
引き起こし、脳を破壊するという危険な理由も提示
されています。

脳の活動に必要な酵素を破壊し、注意欠陥障害(ADD)
や注意欠陥多動性障害(ADHD)の要因になると
も報告されています。(イギリス・オックスフォード大学)

トランス脂肪酸の具体的な人体への悪影響とは?

もう少し深堀すると、現代では容易く手に入る
状態のトランス脂肪酸だらけのファーストフード
に溢れる中、どんな健康被害をもたらすのか
調べてみました。

まずは体重増加からくる日本の国民病とも言われる
2型糖尿病、血栓ができやすくなる特徴から心臓発作
脳卒中、血管障害
も起きると2015年のカナダの分析
研究で発表されています。

その死亡率は
全ての原因による死亡率が34%増加
心臓病による死亡率が28%増加
心臓病になるリスクが21%

人工のトランス脂肪酸は、やはりやはりうま味成分が
多い事からも糖分とハイカロリーな食品が多いのも
特徴です。

冒頭の結果や欧米などの規制の結果を見ても全ての
トランス脂肪酸を避ける事は不可能でもジャンクフード
など意識して避けていく事で健康被害への対策を取るのが
好ましいのは明らかな結果だと言えるでしょう。

トランス脂肪酸入り食品全リスト

トランス脂肪酸多い
Medikare daet:引用

欧米では100gあたり2グラム以上のトランス脂肪酸を
含む油脂の流通を禁止する国もあり、アメリカのように
食品使用禁止の動きがあるのに対し、日本では1日平均
摂取量が0.9g前後で影響は少ないとして規制が緩く
なっている現状があります。

本当に身近な食品として取り入れている人が大半だと
思うので、改めて考えさせられてしまいます…
トランス脂肪酸リスト
まとめNAVER:引用

若者を中心に食生活の変化も大きく、日本の
利益優先の産業構造も手伝ってあいまいな食品
表示になっていることも問題を呈しています。

いまや食べるプラスチックと言われる危険な
トランス脂肪酸入り食品全リストをあげておきます。

トランス脂肪酸リスト
IMASUGUニュース:引用

日頃からトランス脂肪酸が入っているとわかるものは
摂らない、できるだけ買わないことを心がけたいものです。

特に、小さい子供のいる家庭や若者については
影響を及ぼしやすく心配ですが、マーガリンを
バターに変えたり、サラダ油をアマニ油、オリーブ油
などに変えるなどの工夫もできます。

出来合いの揚げ物もできれば少なめにし、あまりに
手軽に今まで取り入れてきていた食品なだけに今後は
少しづつ注意してみることが大切ですね。

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おわりに

アメリカでも使用禁止の危険な有害物質とされるトランス脂肪酸は、その危険性が問題視されていますが、まだまだ日本の食品には含まれています。
トランス脂肪酸の有無は食品のパッケージなどについている表示をチェックし、マーガリン、ショートニング他含有するものを見抜き、なるべく避けるようにするとよいでしょう。
トランス脂肪酸については、今後アメリカへの輸出もできないため、日本国内の食品にもトランス脂肪酸を使わない製品が増えていくと思われます。
毎日食べるもので健康被害が出てはならないという認識を高め、今の食生活を一層見なおしていきたいものです。


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