宇良の近状九州場所の番付と結果は?怪我の状態は完治で復活の兆し

この記事は3分で読めます

宇良アイキャッチ

平成30年11月の九州場所は小結の貴景勝の
初優勝で幕をとじた大相撲。

今年も土俵の内外で様々な話題が尽きない感が
ありますが、小さな体で大きな力士に多彩な技で
挑み、大人気だった宇良関が大怪我を乗り越えて
三段目で復活優勝したことはご存知でしょうか?

そんな宇良関の近況での番付やこれからの活躍が
期待できるかどうか?

という点を相撲界の次世代を追う一人として注目力士
宇良の現在を追ってみたいと思います。

Sponsored Link

目次

宇良の怪我の状態

宇良関は平成29年7月名古屋場所10日目に
新大関・高安戦で敗れた際に右ひざを痛めます。

名古屋場所
https://newspo24.com/5548.html:出典

その場所は千秋楽まで相撲を取りますが、直後の
夏巡業では途中休場、続く9月秋場所では2日目の
取組で再び痛めてそのまま休場しています。
怪我

もともと小兵力士として多用な技を武器に活躍した
宇良関は、大柄な相手には柔軟な足腰での粘り強い
取り口が持ち味の少数派の力士です。

それと言うのも彼は、中学生時代のレスリングの
経験で培った「居反り」、「襷反り」などの珍しい
アクロバティックな技が得意技。

元祖小兵力士で人気を博した舞の海さんのように
技のデパートと呼ばれる程多彩な技が持ち味。

四つ相撲や押し相撲で勝負する王道の力士とは違う
ものの、そんな小兵力士の宇良関が他力士には無い
取り組みを土俵で繰り出すから、瞬く間に人気力士に。

小兵力士は昔から人気のある力士が多いですが、宇良関
は確実な技を使っての実力力士でもあるので、ファンには
たまらないスリリングで応援したくなるような一番が多くなります。

その一方、小兵故のデメリットとしては、どうしても
怪我の心配が付いて回る力士でした。

でも、そこが人気の出るポイントなのでしょうね。

その後、左ひざにも怪我が見つかり、平成29年11月
九州場所は初日から全休
、場所後に両足の手術
(右ひざ前十字靱帯損傷・左ひざ半月板損傷)を経て
平成30年7月名古屋場所まで計5場所連続で全休すること
になります。

当時昇り調子だっただけに、この5場所連続の休場は
かなりの痛手になったのは間違いないでしょう。

ただ、怪我もしっかり治さないと、まだ若い力士だけに
後々が恐ろしいので致し方ない休場でもあるのですが・・・

宇良の近状九州場所の番付と結果は?

そして迎えた平成30年9月秋場所、当然ながら番付は
下がりに下がって東三段目91枚目。

約一年ぶりに土俵に復帰し、6勝1敗と健闘します。

この年の1月時点でやっと松葉杖無しで歩けるようになり
7月の段階ではまだ稽古場で相撲を取ることができず、筋力
トレーニングに励んでいたということなので相撲勘もかなり
鈍っていただろうと想像出来ます。

ただ若さと、もともとの勝負センスの良さで何とか
乗り切ったという感じでしょうか。

翌11月九州場所には番付を東三段目33枚目まで戻します。

この時点では怪我の具合もかなりよくなってきていたようで
初日から積極的に前に出る相撲を取り、あれよあれよと7戦全勝。

なんと、三段目優勝を飾りました!

やはり自力が違う力士なのでしょう。

素晴らしいですね。

Sponsored Link

宇良の怪我は完治で復活の兆し

三段目優勝も果たし、これで完全復活!

と言いたいところですが、実際はどうなのでしょうか?

9月秋場所で土俵に復帰するときにはまだ恐る恐るな
ところもあったようです。

番付がかなり下位まで下がってしまったので、対戦相手も
小兵の力士が多く、手術した膝への負担も少なくて済みます。

今後、番付が上がっていくと大柄の力士が多くなってきた
ときにはその点が少し気がかりになります。

しかし、11月九州場所ではアクロバティックな相撲は
影を潜めて、積極的に前に出る正攻法な取り口が多く
みられるようになってます。

おそらく宇良関自身も意識しているのでは、と思うのですが
不意な動きや無理な力で怪我をした個所をさらに痛めることの
ないような相撲を取るように進化させているのだと思います。

もともと正攻法な取り口でも力を発揮できる力士なので
さらに磨きをかけていければ完全復活も見えてくるのでは
ないでしょうか。

是非、小結で優勝した年下の貴景勝に触発されて、来年の
初場所でも本領発揮で、完全復活して欲しいですよね。

やはり、横綱不在も微妙ですが、幕内力士の中では注目株
の宇良関だったので早く元の番付に戻して、以前以上の活躍で
角界を盛り上げる活躍で楽しませてほしいですね。

Sponsored Link

おわりに

昭和に時代とは違い近年の力士は完全に大型化の力士が勢ぞろいです。そんな中、現在も角界で小さな体で挑み、一時は幕内まで上り詰めた宇良関。小兵力士の鏡でもある彼は同期である石浦関でさえ、一時は小兵故力士を諦めたのに宇良関の活躍を見て土俵に戻ってきた程影響を与える存在でもあったのです。現在はかなり番付を下げてしまいましたが、また関取の地位に返り咲いて、あのピンク色の締め込みで多彩な技で相撲を取っている姿を見せてくれるまで応援していきたいですね。
今から来年の宇良関の本格復帰が楽しみですね。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 嘉風アイキャッチ
  2. 照ノ富士アイキャッチ
  3. 北の富士アイキャッチ
  4. 安美錦アイキャッチ
  5. 勢アイキャッチ
  6. 豪風アイキャッチ
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて