スアレス噛みつきハンドで処分で罰金でもウルグアイ人の英雄の理由

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スアレスアイキャッチ

今回のワールドカップロシアでもウルグアイ代表で
見事な活躍を見せたルイススアレス。

彼は現在もバルセロナであの天才メッシの最高の
パートナーとして活躍するウルグアイが誇るスター
選手です。

でっも数々のやんちゃな行為が時に奇行として
噛みつきスアレスと言われる程の行為に出るなど
個性も1級の愛されるべき選手。

スアレスが起こす噛み付き行動やハンドの
処分内容や罰金についてや、それらの問題行動が
ありながらも、母国ウルグアイでは変わらず英雄
スアレスである理由など、追ってみました。

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目次

スアレスのヤンチャ行動噛みつき行為の罰金と処分

 

ルイス・アルベルト・スアレスは、ウルグアイ出身の
FCバルセロナで活躍するサッカー選手です。

ウルグアイの代表選手に選ばれるほど優秀な選手では
あるのですが、優秀さよりも噛み付き行為などやんちゃな
言動でも話題
となる事の多い選手でもあります。

過去の数々の行動は世界では奇行とも言われ、騒がせた
ことの方がインパクトがある人物かもしれません。

 
最初にこの噛み付き行為が目撃されたのは、2010年の
PSVアイントホーフェン戦のようです。

終了間際に、相手選手のオトマン・バッカルの
左肩にかみついたのだとか。

その結果7試合の出場停止処分を受けているようです。

 
また2012-13シーズンでは、得点王争いで
トップになるほど活躍していたのですが、第34節
チェルシー戦でブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ選手の
腕にかみつきました。

直後に謝罪したようですが、ザ・フットボールアソシエーション
(FA)から10試合の出場停止処分を受けています。

 
そして2014年、FIFAワールドカップ・ブラジル大会の
グループリーグ第3戦対イタリア戦で、イタリア代表DF
ジョルジョ・キエッリーニの左肩にも噛み付きました。
噛みつき
そして自分が噛みついたのにこの演技力がオスカーレベル(笑)

結構繁盛に噛みついています・・・笑

噛みつきスアレスと言われるのも納得かもです。

試合中として通算3度目の噛み付き行為です。

FIFAによる調査と審議の結果、ウルグアイ代表としての
公式戦9試合出場停止、スタジアムの入場禁止も含めての
サッカーに関するあらゆる活動の4か月停止、10万スイスフラン
(約1,130万円)の罰金という処分を受けました。

やはい違反行為中の違反とあり罰金も破格に高いです。汗

スアレス自身はこの処分に対して

「長すぎる」

「噛みつきは無害に近い行為」

「選手生命を脅かすような怪我を負わせるプレーが問題を問われないのに、噛みつきは過剰に罰せられる」

という旨を語っています。

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著書でも主張しています・・・

無害に近い行為ってのが噛みつかれた人が言うならまだしも
噛みついた本人主張ではかなり微妙です。汗
 
この試合の噛み付きについては、話題の
トピックということで瞬く間に拡散されます。

試合を中継していたテレビ局は元々の視聴者数が
5倍ほどに膨れ上がったのだとか。

 
ネット上でも噛み付き話題で盛り上がり
「腕をかみちぎって食べている」「映画ジョーズの
ジョーズの差し替えポジションにスアレス」
「吸血鬼のように血を滴らせ長い牙が生えたスアレス」
等の多くのコラージュ画像等も作成されていました。

みんなに愛される噛みつき行為になりつつあります・・・
キャラ立ちし過ぎてでしょうか・・・

スアレスのハンドの罰金と処分

 

また、スアレスの問題行動は噛み付き
だけではありません。

2010年のWカップ準々決勝ガーナ戦、ウルグアイ
代表として出場していたスアレスはペナルティエリア内
でのピンチの時、意図的にを使ってゴールを死守。

当然主審からは退場を命じられてガーナにPKが
与えられました。

 
しかしガーナはそのPKに失敗。

ウルグアイはPK戦を制して準決勝にコマを進めることになります。

 
結果的にはチームを救う格好にはなりましたが、試合後の
インタビューでこのハンドについてスアレス本人は
ハンド
「ゴールを阻止する為に、その場にいた選手として出来ることをしたまでだ」

「審判は俺を退場処分にしてしかるべき措置をとった」

「やるべきことが出来なかったのは、PKを外したガーナだけだ」

と、当然の行動からの当然の帰結という旨を語っています。

 
このハンドに対する処分は、ハンドによる
レッドカードということで、次試合1試合出場
停止処分となりました。

噛み付き行為の時のような複数試合出場停止や
罰金などはありません。

 
この「スーパーセーブ」は、賛否両論共に非常に
大きな話題となりました。

 
反則を行ってでもその時点での目標達成に向けての
行動として見れば効果的だった。

実際試合に勝っている。というのが賛成派に
多い意見のようです。

 
逆に反対派としては、汚いプレイだとか、試合後
インタビューで開き直ってる事だとかが批判対象に
なっている事が多いようです。

武士道精神寄りな日本人も批判する方が
多かったのではないでしょうか。

およそ日本人の精神構造とはかけ離れた強心臓
持ち合わせていないと試合後のスアレスのような
コメントをサラリと言ってのけるのは難しいのでは
無いでしょうか・・・

外国の方や、日本でも若い年代の方々に多いのは
ある意味ドライというか
「あれはしなくてはならないファールだった」
割り切るタイプのコメントが見られます。

 
大目標達成の為に、その場では不利益となっても
行動をとるという面だけ見れば、先日のロシア杯の
時の日本チームが時間稼ぎのパス回しで大ブーイングを
受けた事態にある種似ているように思います。

もっともパス回しの方は反則でも何でもありませんけどね。

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スアレスの世界の評判

 

噛み付き行為やハンドなどで注目を集め、一部では
非常に非難されたりもするスアレスですが、世界での
評判はどちらかといえば良いものが多いようです。

 
あるメディアが発表した記事には、バルセロナ加入後
100試合の成績を紹介したものがあり、それは
 スリートップ
このメンツは最強スリートップと言われる活躍でした。

100試合88ゴール43アシストを記録

 
131得点に関与

8つのトロフィー獲得
 メッシ
soccer-king:出典
敗戦は12試合のみの勝率80%
 
という驚異的な数字でした。
 
この成績を見た海外の反応としては

「あと、0噛み」

「自分が観てきた中で最高のセンターフォワード」

「防御面にも貢献してこの成績はすごい」

など、賞賛の声も多いようです。

最強ストライカー 
歴史上最高のストライカーの一人であると言う人も居ます。

 
しかしどうしても最大限の評価を得られないのは、例の
噛み付き行為に代表される問題行動のためでしょうね。

噛み付いたり、相手サポーターに対して中指立てたり
敵DFを抱きかかえて押し倒したりと、中々の奇行ぷりです。

スアレスが世界に批判されてもウルグアイの英雄の理由

 

こうして賛否両論多くあるスアレスですが
噛み付き行為のため大会から追放処分され母国への
強制送還が決定
された時にもウルグアイの人々は
空港に出向きスアレスの到着を待ち続けたといいます。

 
帰国するスアレスを迎えたのは

「愛するルイスよ、我々は君と共にいる!」

と書かれたボードを掲げた、スアレスを
英雄として迎えるウルグアイの人々でした。

 
ウルグアイの人々は誠実で礼儀正しく謙虚なことで
知られていますが、それでいて問題行動を起こすと
されるスアレスを英雄として迎え、かばうのはなぜなのか。

それは、噛み付き処分が決まった後にウルグアイ
代表のオスカル・タバレス監督が語った言葉に
集約されているといいます。

「スアレスは母国に喜びを与え、サッカー界そのものにも多くをもたらした偉大な選手。過ちを犯したのなら、我々は助けの手を差し伸べるべき。彼をスケープゴートにして過度な処分を下すことには同意できない」

 
また、2010年の時のハンドについても
母国の人たちの反応は

「スアレスは全世界の人たちの目前で、一瞬の閃光が走る間の条件反射として、国の為に自らを犠牲にしてゴールを守った。拍手に値する行為だった」

と、自国のために戦うものの姿勢を賞賛するという
スタンスを取り続けています。

ウルグアイの人々は、自国の英雄を
見放すようなことは絶対にしないのでしょうね。

この完全なる英雄扱いがスアレスの暴走の理由でしょうか・・・

なんとなく世界共通のフットボールの持つ魅力と
野生的で強い者が絶対で勝った者が絶対王者的な
スポーツのルールが日本のことわざにある

「勝てば官軍負ければ賊軍」みたいな理屈じゃないぜ!

的な強者の魅力を持ち合わせ母国にその喜びをもたらして
くれた男~としてスアレスが愛されるのかな~っと分からなくも
ありませんが・・・

勝利と言う結果を残す男として
理屈を凌駕した魅力がスアレスにはあるのかもしれませんね。

フットボール?サッカーは面白い!

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おわりに

私的な感想としては、噛み付きは「ちょっとそれサッカーじゃないよ?!」と感じてしまいますが、ハンドについては、普通に処分覚悟で死守したとプレイと思えます。先日の日本の時間稼ぎパス回しも、戦い方のひとつだな、とは思いますね。何かと問題行動という話題の挙がり方が目立つスアレスですが、才能溢れる名ストライカーなのは間違いありません。これからも活躍を期待しましょう!できれば0噛みでの活躍を。


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