
言いにくい四股名と小兵力士でありながら、華麗な小技で活躍するイケメン力士若隆景。
アナウンサー泣かせの言いにくい四股名の若隆景は、三兄弟の末っ子で、長兄に幕下若隆元(わかたかもと)、次兄に十両若元春(わかもとはる)
がいます。
兄弟に加え、父や祖父も元力士という相撲一家で生まれ育った、という若隆景の力士情報や、残念なことに既に結婚して嫁がいるとの情報が。
福島の実家のちゃんこ鍋屋と、踏まえてイケメン力士若隆景ファミリーを追ってみましょう。
目次
若隆景プロフィール
四股名 若隆景 渥(わかたかかげ あつし)
本名 大波 渥 (おおなみ あつし)
出身 福島県福島市
生年月日 1994年12月6日(25歳)2020年11月現在
身長 182cm
体重 125kg
血液型 O型
所属部屋 荒汐部屋
自己最高位 西前頭筆頭(2020年11月場所)
得意技 右四つ・寄り
若隆景の入門から現在まで力士情報
若隆景は、2020年九月場所に途中まで優勝戦線に絡む活躍をし、同じ小兵力士の翔猿とともに場所を盛り上げた若手力士です。
わかたかかげ、という思わず噛んでしまいそうになる四股名で、印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
アナウンサー泣かせな四股名で、若隆景の名前を言うときには心なしかアナウンサーの方が皆、噛まないよう慎重に言っていると感じたりします。
それでも時々噛んでしまうのですが、そんなイケメン若隆景の角界入門から現在までを、駆け足で紹介したいと思います。
若隆景は小学校1年生から相撲をはじめ、高校卒業のタイミングで角界入りした兄二人とは違って、若隆景は東洋大学に進学したのち、角界入りします。
体が大きいほうではないため角界入りするかどうか、ギリギリまで悩んだそうですが、大学での実績が認められ、大相撲の三段目再下位格付出資格を得たことが自信となり、入門を決意したそうです。
そして現在まだ24歳。入門してまだ4年目というのは驚きです。
2020年九月場所の活躍により、11月場所では自己最高位の西前頭筆頭まで上がっていますが、この場所では上位の壁に跳ね返されてしまい、早々に負け越しが決定してしまいました。
活躍して一気に番付が上がった後というのは、対戦する相手も実力者になってきますので、なかなか難しい場合が多いようですね。
129キロと軽量ながらも、右四つからの寄り切りを得意ととする正統派。
小兵力士ながらも、真っ向勝負が持ち味で、取り組みは小兵力士ならではの俊敏さを兼ね添えて、低い腰で強い突き押しでも受けて立ち、相手力士の懐に入りつつ、しっかり低い腰でマワシを取れる正統派。
若隆景より遥かに大きな力士が多い角界での、小兵力士の勝つ相撲は面白く迫力があります。
今後の活躍が益々期待できる小兵力士の代表的存在の1人だと思っています。
若隆景は結婚して嫁も子供は4人!
そんな若隆景ですが、2019年1月、2018年5月にすでに結婚し、長女も誕生していたことが事後報告されました。
お嫁さんは東洋大学在学中から交際していた沙菜さんという、介護士をする女性です。
事後報告ということで、いわゆるできちゃった婚かもしれませんが、大学の頃からの彼女に身を固めたというのは好感が持てますね。
その後、次女、長男と産まれて現在すでに3人の子供がいるそうです。
2018年に結婚して2020年にはもう3人の子持ちとは、ほぼ年子のものすごいハイペースですよね。
まだまだ大家族になるかもしれませんね。
追記
2022年現在4児のパパになっているようです。2021年に4児とあったので(ウキペディア調べ)恐らくまだ1歳児くらいの末っ子が居る様子。
さすが若い!W
奥さんの支えはもちろんのこと、家に帰ると可愛い子供たちがいるということは、とても励みになるでしょうね。
若隆景の実家はちゃんこ屋
若隆景の実家は、故郷の福島市でちゃんこ屋「若葉山」を経営しています。
店名である若葉山は若隆景の祖父の四股名で、元々は祖父が相撲を引退後に経営していたものを、若隆景の父親元力士若信夫が引き継いだようです。
以前テレビで若隆景の実家のちゃんこ屋を放送した時みましたが、若隆景のご両親が揃ってちゃんこ「若葉山」に見えて、大相撲開催時には「若葉山」に近隣に住む親せきらも来て3人の息子を観戦しているようです。
取り組みの1日前に翌日の取り組みが明らかになりますが、その情報を見て父親の元力士若信夫さんは、若隆景ら兄弟に取り組み相手へのアドバイスをラインで送っている、と嬉しそうに語っていました。
というかお父さんの元若信夫さんは、若隆景によーく似ています、若隆景3兄弟も似ていますが、お父さんもそっくり。みなさんお母さま似ではないようです。
大相撲界では、誰もが引退後、親方になれるわけではないので、引退後ちゃんこ屋を経営している人は珍しくありません。
親方業と並行して、ちゃんこ屋を経営している人もいるくらいです。
もしかしたら、3兄弟のうちの誰かが遠い将来、お店を引き継ぐ可能性もありますね。
味の評判もなかなか良く、店内はいつも大相撲の映像が流れていて、ポスターや力士の手形などが、あちらこちらに飾られていて雰囲気も楽しめそうです。
遠藤などの、人気力士の手形が印刷された、ランチョンマットが使われているようですよ。
直接本人にお願いをしたのでしょうか。
大相撲ファンの方は、是非行ってみたいですね。
若隆景本人に会えることはなかなかないかと思いますが、お父さんには会えるかもしれませんね。
若隆景は3兄弟力士が凄すぎ!
若隆景には二人の兄がいることは前述したとおりですが、その特徴的な四股名は、戦国大名毛利元就の息子たち、「毛利三兄弟」に由来しています。
「若」は祖父の四股名・若葉山、父の四股名・若信夫から。
「隆景」は毛利三兄弟の三男・小早川隆景から取られています。
そして兄たちもそれぞれ、毛利3兄弟の長男は毛利隆元から取って「若隆元」、次男は吉川元春から取って「若元春」となっています。
ちなみに長男が幕下、若隆元(わかたかもと)30歳(22年3月時点)次男が幕内、若隆春(わかたかはる)28歳、若隆景(わかたかかげ)27歳と次男とは年子のようです。
荒汐部屋では、この若隆景筆頭で大波三兄弟(本名大波)の活躍によって、かなり盛り上がっているのだとか。
ちなみに同じ荒汐部屋に3兄弟所属しているため、現在番付の一番上位に居る末っ子若隆景の付き人をしているのが、長男の若隆元ではないかなーとこの春場所の様子を見て思いました。(あまりに顔が似てる)
実力(番付)が全ての世界だから、同じ部屋に所属している力士故、弟の付き人と言う事も角界ならでは、シビアな世界なので、ちょっと気の毒ですけど仕方ないですよね…
3兄弟皆同じ荒汐部屋に所属しており、名付け親は、先代師匠の荒汐親方。
毛利元就の三本の矢の教えのように、三人で、支えあいながら切磋琢磨して欲しいという願いが込められているそうです。
3兄弟がともに角界入りというのは非常に珍しいので、師匠に特別な名前をつけてもらえたのですね。
古くは現在錣山親方として、角界に残り小兵力士として人気だった寺尾関が3兄弟力士であり、父親も力士と言う角界のプリンスでしたが、恐らく3兄弟となると寺尾関依頼ではないでしょうか。
四股名の由来について師匠は
「私の独断と偏見で決めさせていただいた」
と言っているようですが、三人とも、自分の四股名は、それぞれの雰囲気に合っていて、とても気に入っているそうです。
夢は3兄弟同時関取。
長い相撲の歴史の中でも、3兄弟が全員関取になったのは、井筒三兄弟(鶴嶺山、逆鉾、寺尾)ただ一組しかいません。
それでも3人とも同時に関取、というのは叶わなかったようです。
現在若隆元が幕下、若元春が十両にいますので、お兄さんたちにも是非頑張ってもらって、史上初の3兄弟同時関取の夢を叶えてほしいですね。
若隆景の性格は?
テレビで取組後の白星インタビューの受け答えの様子などを見ていると、無口で寡黙な雰囲気の若隆景。
チャラいタイプでは無いのは恐らく間違いなさそうですが、角界入りは兄2人に遅れて大学卒業後の4年後と、一足遅い角界入りでした。
末っ子で、兄より角界入りが遅れること4~5年(長男の角界入りから)考えたら、かなり遅れて角界入りしたものの、荒汐部屋でのその様子を見た親方衆らからは「一番負けん気が強い性格」故に兄弟の中でも一番強くなるだろう、と言われていたそうです。
元々は力士としては小兵過ぎた為、プロに行ける身体ではない、と考えていたと言う若隆景ですが大学時代に、大相撲最下位格付出資格を取った事から大相撲入りを決意したと言う若隆景。
大学時代に「体も大きくしたし、技術の向上もした、あの4年間があったからこそ、こうして相撲界に居られるんだと思います」と答えているように、やはり真面目で努力家な性格に、負けん気がプラスされているからこその今の活躍なのでしょうね。
若隆景の父と祖父も元力士が凄い
3兄弟が皆相撲取りというのも珍しいですが、さらには祖父が元小結若葉山、父親が元幕下若信夫ということですから、すごい相撲一家です。
ただし、祖父は母方のおじいさんのようなので、祖父と父親は親子というわけではなく、義理の関係ということにはなります。
それでも、物心ついたときには相撲をするような、環境だったのでしょうね。
若隆景は、入門した頃の目標は関取に上がることだったけれども、上がってからは祖父の番付を目指してやっていると明言しています。
2020年11月場所で前頭筆頭まで上がっているので、新三役ももう目の前ですね。
是非、小結と言わず、もっとその上まで目指していってもらいたいものです。
若隆景は大関を狙える!
華麗なる力士一家に誕生して、3兄弟の兄の跡を追って角界入りした若隆景ですが、若隆景の相撲は小兵ながらも、取り組みの持ち味が真っ向勝負。
あの元横綱で小兵力士好きな、北の富士さんからも「変化を恐れず頭から当たりに行く度胸、強い当たりを受けながらも一歩も後退せずに前に出る強靭な足腰」と大絶賛の太鼓判を貰っています。
同じく小兵力士として今も人気の元舞の海さんにも、「贅肉が付いていない体幹の強い体、引きやいなしに対してクの字に曲がった体制が崩れない相撲」とこれまだ高評価。
師匠の荒汐親方(元蒼国来)からは、「大関も狙える」と太鼓判を押されています。
自身も恐らく強みとして意識しているのでしょう。
「相手をしたから起こす相撲を心がけている。とのことで下半身は特に意識して鍛えている、」とのコメントをされています。
この2022年春場所の取り組みも、全てが見事な真っ向勝負と、下から下からのおっつけに、突き押し相撲が持ち味の大関貴景勝にも一歩も引かない推しの強さ、そう若隆景は小兵でも推し相撲一強ではなく、組む事も可能な力士。
そしてあの小兵だからこその、俊敏な身のこなしで、土俵際ギリギリの攻防でも寸での所で軽やかに身をひるがえす俊敏な相撲も可能。
千秋楽を待つ2022年春場所の若隆景は14日前に大関貴景勝に期待を裏切らない、快勝を見せましたが、千秋楽の対戦は前半の大不調を乗り越えた大関正代が待ち構えています。
大関正代に打ち勝ち、同じ2敗で優勝争いの2強の立つ、高安が阿炎に勝てば、2人の優勝決定戦となります。
若隆景ファンとしては、初優勝を狙う元大関高安を蹴落としてでも、初優勝して欲しい、そして弱い大関が揃う今の角界に小兵力士として一刻も早く参戦して欲しい、と説に願っています。
今の大関、正代、貴景勝、御嶽海の中で今場所大関陥落の危機にあった正代と貴景勝は、何とか大関陥落は免れた状態ですが、決して強い大関とは言えません。
そんな中の若隆景のようなイケメン小兵力士が大関になってくれたら相撲界が更に盛り上がる事間違いないですよね。
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おわりに
珍しい四股名で、噛んでしまいそうな四股名である事からアナウンサー泣かせとも言われる3兄弟の末っ子若隆景。
過去には、末弟の自分が一番先に出世することを、少し複雑に感じたこともあるようです。
しかし、若隆景の活躍が、二人のお兄さんの刺激にもきっとなりますし、同じ部屋で良い稽古ができることにもつながると思います。
小兵力士のイケメン若隆景ですが益々人気力士として活躍してくれそうな勢いなので、これからも3人で切磋琢磨して、いつか三人とも関取となって活躍する姿を見てみたいですね。
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