エルヴィスプレスリーの性格!肥満と薬物依存に陥った怪しい最期

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エルヴィスアイキャッチ

20世紀のアメリカ音楽の象徴的存在で、ロックンロールのキングと崇められるエルヴィス・プレスリーの生涯を描く映画「エルヴィス」が7月1日から公開され、再び注目が寄せられています。

極貧生活から這い上がり、世界に知られる伝説的スターとなったエルヴィスのアメリカンドリームの裏には、人格形成しただろう毒親や晩年の肥満や早世など意外なストーリーがありました。

エルヴィスプレスリーの性格や毒親の影響、晩年の早世についてお伝えします。

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エルヴィスプレスリーの性格

ステージではロックンロールの派手なイメージが先行するエルヴィスですが、性格はとても温厚であったといわれているようです。

子供時代の逸話で初めて両親にギターをプレゼントしてもらったエルヴィスが家族や友人の前でギターを披露する機会があった時のシーンが象徴的です。

エルヴィスの演奏を今か今かと待つファミリーの前にエルヴィスは
「みんな向こうを向いて、準備ができたら明かりを消すよ」と言うほどの恥ずかしがり屋だったそうです。

そしてそうした一面は70年代、誰もが知るバリバリのスターになってからも変わらず、ステージに上がる前は必ずナーバスになっていたと言われています。

また冒頭で紹介したように、エルヴィス依存が凄かったと言われるエルヴィスの母の影響で、スター以前もスターとなってからもエルヴィスの周りに女性を近づけないよう細心の注意を払っていたと言われる母親の影響から思春期でも女性への性的な欲求は少なくかなり内向的だったとか。

70年代のプレスリーのバックバンドを務めたベースのジェリー・シェフは、彼とのセッションでその歌い方に感銘を受けるとともに、その温かい人柄に惹きつけられたといいます。

エルヴィスは雑用スタッフも決して粗末に扱わず、この曲は嫌いなどとわがままを訴えることもなかったとか。(Wikipedia:引用)

また友人と思う人には尽くすタイプだったそうで、反対に「エルヴィスのお金や贈り物を求めて近づいてくる人間には、その姿勢に気付き距離をおいていたようである」(バンドメンバーの回想・同上)といわれています。

毒親だった母親もお金に執着し、自己を失ったようですが、そんな母親の影響も感じられますね。

エルヴィスプレスリーの最期

エルヴィスの晩年は、1963年から68年頃までは不調の時期といわれ、世界の若者をとりこにした彼も、かのビートルズの登場におされ、人気も次第に下火になっていきます。

それでも数々のショーやコンサートなどを精力的にこなしていたエルヴィスは、晩年はストレスから過食症となり、かなりの肥満体だったそうで、病気にも苦しんでいたのではないかとされています。

1977年8月16日に急死したエルビス。自宅の浴槽で倒れているのをガールフレンドが発見し、急いで病院へ運ばれましたがそのまま亡くなっています。42歳の若さでした。

エルヴィスプレスリーの死因は、睡眠薬の多用・誤用による不整脈の可能性が高いといわれています。他にも過食症による肥満や、心疾患、ドラッグのやり過ぎなど様々な死因が噂されています。

エルヴィスはコーラや炭酸飲料、ピーナッツバターとバナナとベーコンのサンドイッチ(エルヴィスサンドと呼ばれる)が大好きで毎日食べたとか。高カロリー食を好み、30代以降調子を崩し肥満化したとされており、突然の死に世界中が驚き悲しみにくれました。

エルヴィスの肥満と薬物依存

デビューから唯一無二の存在としてアメリカエンタメ界に新しいミュージックの形を形成したエルヴィスですが、その人気に陰りが見えだした70年代に入った頃、エルヴィスの全てをコントロールしていたと言われるマネージャートムパーカー。

この名物マネージャーの誘導の元70年代前後には34作の映画に主演として出演しているエルヴィスですが、その大半が駄作と言われる作品ばかりで俳優としての活動をしながら歌手のようには実力を認められる事はありませんでした。

ほとんどトムパーカーの言いなり状態だったプレスリーだが、身勝手に自らを誘導するトムパーカーに不満が無かった訳では無いようです。

歌手としての目に見える人気の陰り、俳優として出演した34作品にもよる映画の評価の低さなど、70年代に入ってからのエルヴィスはそうした重圧などから猛烈なストレスに苛まされています。

そんなストレスを解消するように過食に走り晩年はかなり肥満化したエルヴィスは担当医に処方された薬物を過剰に摂取する日常生活を送る事に。

その症状は常軌を規した状態だったと言われ、過食症そのもの、晩年のエルヴィスの画像を見ると本来の綺麗な顔立ちながらも、かなり浮腫んだ顔立ちに変貌していた事が明らかとなっています。

抑えられない過食症が災いして健康も害していたと言われるエルヴィスですが過食と嘔吐を繰り返す内に、過剰や薬物摂取にまで陥っていったと言われています。

ほぼエルヴィスの言いなりだったと言われる主治医から処方された睡眠薬を常用していたエルヴィスは、誤った服用法で(違法ドラック)のような効果となり繰り返す内に心臓に異常な負担がかかり不整脈が起きて死亡となったと診断されています。

思うようにコントロール出来ない体調から本来の温厚だった性格とは違う癇癪を起す事も多々あったエルヴィスは、この頃になると自暴自棄になっていたのかもしれません。

薬物の過剰摂取にコントロール出来ない過食と嘔吐、精神的にもバランスを崩していたエルヴィスが、こうした日常から抜け出す事が出来ず、結局最悪の事態を招き42歳と言う若さでこの世を去る事となってしまいました。

エルヴィスの死後、ずいぶん後になってから死亡解剖の結果、遺伝子レベルで肥満や心臓疾患を起こしやすい体質だった事も明らかとされています。

彼の母親グラディスも薬物と酒によって46歳と早世だったように、エルヴィスもまたそうした母親の遺伝子を引き継いでしまったのかもしれませんね。

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おわりに

世界中を熱狂させたエルヴィスプレスリーは、貧しい少年時代を過ごし両親のために働き、音楽活動でも才能を見出され栄光を勝ち取りましたが、溺愛する母親が、彼の仕事や女性関係をコントロールする毒親だったことがわかります。
エルヴィスの性格は温厚だったようですが、晩年は不調の時期もあり過食症や肥満などに苦しんだといわれています。後世の音楽にも影響を与えた彼の早世は惜しまれますが、映画も公開されエルヴィスの生い立ちに再び視線が集まりそうです。


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