ウォッカで消毒液の作り方!政府推奨の消毒液の効果と度数の割合

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新型コロナウイルス感染拡大のため、不足が深刻な
アルコール消毒液の代わりにウオッカなどの
アルコール度数の高いお酒を使うことを認める異例の
通知を厚生労働省が出したことが大変話題を呼びました。

やむを得ない場合の特例として、全国の医療機関に
伝えられたウオッカ消毒液ですが、一体どのような
消毒液なのか気になります。

ウオッカなどを使用した消毒液の効果や、政府推奨の
適切なアルコール度数の割合や作り方について紹介します。

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目次

ウォッカで消毒液の作り方度数の割合

厚生労働省はアルコール濃度の70~83%の酒を対象に
しており、これより濃度の高い酒については殺菌効果が
落ちるため、・薄めて使うことを推奨しています。

ウオッカは平均的な度数は35度~45度位で、アルコール
消毒液の代用にはより度数の高いものが必要です。

スピリタスで消毒液作り

アルコール度数が96%というとても高いポーランドの
ウオッカ、スピリタスを少量の精製水で薄めてすぐ
使うことができます。

スピリタス100㏄に対し、精製水20㏄で度数80%に
なりますが、あまり日持ちはしないため少量を作り
ガラス容器などに入れて使い切るようにします。

スピリタスの特徴!
今回、厚生労働省の推奨するスピリタスの大きな特徴は
消毒液の代用が可能なレベルな程アルコール度数が高い
のですが、それもそのはず。

スピリタスのアルコール度数96度中のエタノールの
割合は、なんと度数そのままの96%!

日本酒やウイスキーのような強いアルコール臭も
しないお酒ですが、度数が強すぎてしないだけで
手や肌に触れるとあまりの度数(エタノール)96%
の効果が強すぎて肌に触れた部分は白く変色する程
の効果があります。

お酒とは名ばかりで、無水エタノール(純粋エタノール)
のエタノール含有率が99.5%という事を考えても如何に
スピリタスがエタノールの役割を補えるかが分かります。

注意点!
大変強いお酒なので原液を手につけないよう注意し、
もちろん火気厳禁で周囲にストーブやコンロなどを
おかないことが必要です。

火の近くには絶対置かないようにしましょう。

目に入れたり、飲んだりもいけません。

もちろん頑固な油汚れや拭き掃除などにも使用する
エタノールなので、素手で触らない事。

エタノール濃度が高い故、入れ物もガラス瓶や
樹脂容器ならば、ポリエチレン、ポリプロピレン
を選ぶこと、さもなければエタノールの濃度の
強さから溶けてしまう可能性が大です。

あまり聞きなれない樹脂容器を探すより、ガラス製の
小さめな小瓶を探して使用
するのが間違いないかも
しれません。

スピリタスはネット上では品切れが続出しており
国民の関心は高いものの、一般社団法人によると
消毒効果はあるが推奨はできないとも言っており、
度数は満たしていても完全な代用というものでは
ないようです。

スピリタスのようなアルコール度数が強すぎる物は
かえって直ぐに蒸発してしまうので、消毒液の代用
には向かないとも言われています。

あくまで今回の未曽有のコロナウイルスの消毒液
の一時的な代用として、どうしても無い場合はとの
事で厚生労働省が認めただけで、基本的には消毒用
としてはアルコール度数は高すぎる、とも言われている
のでご注意ください。

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政府推奨の消毒液はキッチンハイターもおススメ!

厚生労働省のサイトでは、ウイルス除去に
塩素系漂白剤が有効ということで推奨
されています。

一般家庭ではキッチンハイターでよく知られて
いるもので、塩素系漂白剤を使った消毒液が
紹介されています。

0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)
を作ります。

水250mlに対し、塩素系漂白剤2.5ml
(ペットボトルキャップ2分の1杯)が
目安で必要な分量だけ作り2~3日で
使うようにします。

塩素系漂白剤に含まれる次亜塩素酸ナトリウムが
ウイルスの構成タンパクを酸化し、不活性化
することがわかっていますから、ノロウイルス
流行時にもこれが推奨されており効果があると
言われています。

ドアノブや手すりなどの共用部分の消毒に適して
いますので、作ってみてはいかがでしょうか。

手作りマスク同様、古い時代には当たり前であった代用や
手作りという観念も大きくクローズアップされています。

手元にあるもので窮地をしのぐこともこれからは
重要視されるべきと思います。

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コロナウイルスに必要な予防

アルコール消毒液の代用品を探したり作る
ことも可能ですが、一番確実な予防として
あがるのは手を清潔に保つことです。


30秒くらいかけて丁寧に手を洗うことができれば、
ウイルス感染をかなり防ぐことができるといいます。

手首から洗い、その後指全体を洗って、その後
爪の間、手の甲と順に丁寧に洗いましょう。

消毒液が無い場合でもしっかりと洗うことで
効果があるといえます。以下の点にも特に注意が
必要です。

・目、鼻、口を手で触らない
・うがいや丁寧な手洗い
・正しくマスクをつける
・咳エチケットを守る
・食事・睡眠など規則正しい生活をする。

目鼻や口の粘膜からの感染が多いことから、手を
触れないようにし、咳などの飛沫を抑えるようにします。

免疫力を高める発酵食品や、適度な水やビタミン、
カルシウムなどを取ることなども推奨されています。

自分でできる些細な予防対策ですが、周囲の家族や
仲間を守り、穏やかな社会を取り戻すための一歩と
して日々取り組んでいきたいものです。


そして潜伏期間が2週間あると言われるコロナウイルス
の最も重要な感染予防には、やっぱり品薄とは言え
マスクは必須のようです。

是非お出かけの際にはマスク着用で帰宅後は
手洗い、出先での目、鼻、口を手で触る行為を
最大限しない事。

未曽有のコロナウイルスの勢いはワクチン開発まで
まだまだ収まりそうにありません。

余談を許さないので、なるべく自宅待機で出歩かない
事や出歩く際には、手洗いマスクでしっかり予防して
コロナ対策してくださいね。

おわりに

消毒液不足からウオッカ消毒液や、政府推奨の塩素系漂白剤を使った消毒液などが代用できるものとして提示され、きちんとした手洗いなどのコロナウイルス対策が確立されてきています。
今も酒造会社や日用品大手の花王などが消毒液増産に乗り出しており、優れた技術を応用して医療機関や介護施設だけでなく、一般家庭にも出回るようにと努力しています。
新型コロナウイルス感染拡大で疲弊しながらも、現状打破を目指し社会全体で知恵を絞り人々の健康を守る取り組みが静かに始まっており、私たちも出来る範囲での協力を続けていかねばなりません。
またにぎやかな人の波が戻って来るための第一歩をこれから社会と共に作っていきたいものです。


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