木村英子の脳性まひは歩行器の落下!家族の苦悩と政策への評判は?

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木村英子アイキャッチ

れいわ新選組から初当選した木村英子さん。

脳性まひという重度障害者である木村英子
さんの参議院議員としての活躍に期待される
今改めて彼女が脳性まひになった理由に歩行器の
が大きく関係しているようです。

事故さえなければ健常者だった彼女に襲った不幸
とは誰もが起きうる事故でした。

家族の苦悩と政策や、議員としての期待地と
評判も含めて追って見ようと思います。

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目次

木村英子プロフィール

氏名    木村英子「きむら えいこ」 
生年月日  1965年5月11日(54歳)19年8月時点
出生地   神奈川県横浜市
職業    参議院議員
活動期間  2019年7月~
所属政党  れいわ新選組
結婚歴    未婚

木村英子の歩行器落下事故が全ての始まり

今年7月21日の参議院通常選挙でALS患者の
船後靖彦と共に当選したのが、重度の身体障害を
抱える木村英子さんです。

彼女が身体障害を持つことになったのは、生後8ヶ月時
に歩行器に乗せられたまま自宅玄関で転げ落ちた事が
重度障害者となった原因です。

その歩行器からの落下で、まだ幼い乳幼児だった
木村英子さんは頸椎(けいつい)損傷を負い、それが
元で脳性まひを発症し、それ以降動かせる事が可能な
手足は右手だけ、の状態となったのです。

ほぼ身体が動かせない身として、幼少期から生きる
彼女は、不自由な身体の為、幼い事から親元を離れ
地元にある神奈川県内の障害者施設で過ごします。

ほとんど体が動かない状況のなか神奈川県の養護学校
を卒業し、障害者の自立支援や権利獲得の為の運動に
積極的に取り組んできたようです。

同じ、重度障害者として、今回れいわ新選組での当選者
となった船後靖彦さんと同じように木村英子さんも本来は
身体的障害のない健常者だったのです。

1965年5月11に生を受け、わずか8ヶ月で自宅玄関から
歩行器ごと落下するような事故さえなければ何不自由なく
幸せな人生を送れたはずだった彼女。

歩行器で玄関付近を歩いていたところ、運悪くそこから
落下した彼女は重度の障害を負ってしまいます。

診断結果は主に脳性麻痺で体はほとんど動かず、日々
電動車椅子を使用した生活をしておられるそうです。

そんな苦しい境遇にもめげずに1972年にはゆかり園
付属の養護学校を、更に1984年に神奈川県立平塚
養護学校高等部を無事に卒業します。

普通なら介護を受けなければ生活が困難なほどの
症状であるにも関わらず、既に19歳の頃に自立生活
を送っていたのたとか。

その経験を元に自立ステーションつばさの代表や
全都在宅障害者の保障を考える会代表などの障害者
支援を積極的に行っていたんですね。

木村英子と家族の苦悩

生まれながらの脳性まひでは無く、8ヶ月で
歩行器から玄関を落下しての頸椎損傷がもたらした
木村英子さんの脳性まひは、正直言って厳しい言い方
になりますが家族の不注意だと思います。

8ヶ月で歩行器に乗った幼児は好奇心に満ちて、動きの
取れやすい歩行器を使えばどんどん想定外の動きを
するモノです。

そして彼女の人生を揺るがす大事故になるのですが
そうした経緯からも身体の大半の自由を奪われた
彼女は幼少から家族とも暮らせず障害者施設での
生活を余技なくされます。

大切な娘に、寂しく辛い生涯を過ごさせることに
ご両親も胸を痛めた事でしょう。

だって娘の木村英子さんの責任ではありませんので・・・

それでも家帰れる事を楽しみに帰宅しただろう
小学5年生の木村英子さんがっ障害者施設から一時
帰宅した時に家族は泣きながらこう言ったそうです。

「死のう」

小学5年生の娘が、久しぶりに、間違いなく自宅に
帰られる事を楽しみに帰宅しただろう木村英子さんに
家族は、死のうと言ったそうです。

木村英子さんは、恐怖で泣き叫んだといいます。

それはそうでしょう。

私が言いたいのは木村英子さんの家族の無慈悲を
言いたいのではなく、誰のせいでもない。

何なら両親は自分らの不注意が招いた事故だと思って
いるはずです。

それが元で悲しく寂しい生活を娘に敷いているにも
関わらず現実とその将来に絶望して、やっと帰宅してきた
娘に「死のう」という程重度障害者を支える家族も半端
ではない苦悩と苦労が生涯を通じてついて回るのです。

それがいかほど過酷で残酷な現実なのか、間違いなく
当事者にならなければ分かるはずもないほど過酷な
日常なのでしょう。

木村英子さんは言います。

家族でさえも根を上げる過酷な日常生活に、障害者
施設での生活も、また過酷を極めているのだと・・・

施設での生活でもトイレ補助から入浴に到るまで
全ての日常生活で必要な行動を他人の補助に頼るしか
行う事が出来ないレベルの重度障害者の木村英子さん。

そんな彼女のトイレ補助さえ、施設の人間に頼んでも
あからさまに無視されるなどの虐待行動は日常茶飯事

だったというのです。

こんな事が許されるのでしょうか・・・

確かに手足の不自由な重度障害者の方を補助する
仕事も家族も苛酷を極める仕事とは思います。

でも、それを言ったらお終いです。
一体誰が彼女や彼らの望まずとも、逆らえずに重度の
障害者となった人間はどう生きていくのでしょう。

明日は我が身。

いつ何時、私達でさえ、身体の不自由を奪われるのか
未来は未知数で、あまりにも不確定なモノです。

自分の身だけには、そんな不幸は絶対起きる訳が
無い、そう思う人は多いと思いますが、誰もがそう思い
ながら不運に見舞われる時はやってきます。

理想論ばかりではありませんが、そうした意味でも
れいわ新選組の木村英子さんや船後さんらが当選
した事で何か変わるかもしれない。

そうした淡い期待を国民が持って当選したのは
間違いないのではないでしょうか。

家族や施設だけが面倒を見ればいい訳ではなく
もっと積極的に、健常者が障害者と向き合うべき
時を迎えたのかもしれません。

決して他人事では無いし、他人事にしてはイケない
んだという為に今回彼女らは当選したのだろうと
思っています。

望まず障害者となった小学生の娘に「死のう」と
言わなくて良い社会を目指すべき時代に突入
したのではないか?

社会全体が、そのことに、目を背けてはイケない
という事実に気が付きだしたのかもしれませんね。

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木村英子の政策

木村英子さんが議員になったのは前途した自らが受けた
差別で幼少期から嫌な思いを散々してきたからです。

障害者が差別されることなく住みやすい国にしたい。

彼女自身重い障害を抱えてはいるものの自立生活に
挑戦していたので、現行制度を変え手厚いケアのなか
地域に自然と溶け込めるような生活を送りたいとの希望
を持っているからです。

実際に自立ステーションつばさという施設を設立
地域生活に必要な知識やノウハウ・他社との
コミュニケーション作りなどの支援をされてきました。

例え重度障害者でも介護を付けず施設に入所しなくても
安心した生活を送れるような世の中にしたいと語っています。

重度の障害者が施設という社会とは切り離された
環境で暮らしている現状をどう変えるか、また仕事や
生活を安心して出来る支援作りはどうするのか、この
辺りは今後の彼女の課題と言えるでしょう。

木村英子の評判

木村英子さんは前述した通り長年障害者支援を
積極的に行ってきました。

評判
選挙期間中や国会に初登板を果たした時も沢山の
支援者が彼女の周りを取り囲んでいましたね。

社会的弱者に対してもっと良い政策をと訴えた
彼女の声は多くの人に響いたようです。

健常者目線の政策・社会から隔離された障害者の
支援・国会や企業のバリアフリー化などの変革に
期待する声はネット上でも多く聞かれます。

彼女に対する評価は調べてみた限り好意的な一方
れいわ新選組や山本太郎にはかなりの批判があります。

健常者に比べてどの程度政治活動が出来るのか、そして
介護費用を参議院が負担することや障害者を政治利用
しているなどという批判です。

しかし山本太郎が出馬を打診したにしても本人が
政治の舞台で活躍したいと考えてのことなんですよね。

今の世の中は重度障害者でも健常者に負けないぐらいの
働きをする人だっています。

それなのに障害があるからという理由だけで目標の職に
就けないのは差別になるわけです。

健常者との差別を無くし働きやすい環境を作る為には
介助費用を負担するのは妥当なのかもしれません。

現状の介護制度のまま一時的に取った措置ですから
彼女の当選は現行制度の欠陥を改善するきっかけに
なることも期待されます。

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おわりに

自分の障害と真剣に向き合ってきただけでなく、他の障害のある方を積極的に支援された経験を活かしそうとする彼女にはとても共感出来る部分がありました。生命力ある木村英子さんの積極的な生き方と、世間に生きる指標となるような政治を、れいわ新選組の議員として是非活躍を期待したいと思います。
人は誰もが予想不可能な事故に合う可能性はあるのですから・・・


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