道下美里の若い頃の視力低下から全盲に!夫のプロポーズ即決が凄い

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坂下美里アイキャッチ

道下美里選手は、ブラインドマラソンの世界記録保持者で、東京2020パラリンピックマラソン競技では悲願の金メダルを獲得し話題となりました。

道下選手は若い頃角膜の難病にかかり全盲になりましたが、苦難を乗り越え結婚し、マラソンとの出会いで大きく開花した期待の女性ランナーです。

かわいいと評判の道下美里の若い頃の視力低下から全盲の悲劇や、夫のプロポーズ即決が凄いの噂などについてお伝えします。

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目次

道下美里プロフィール

氏名:道下美里(みちしたみさと)
愛称:みっちゃん
種目:マラソン
生年月日:1977年1月19日(44歳)21年9月時点
出生地:山口県下関市
身長:144㎝
障害等級:B2
所属:三井住友海上
自己ベスト:マラソン・2時間54分13秒(2020年防府)
メダル獲得:2020年東京パラリンピック女子マラソンT12(金)
2016年リオパラリンピック女子マラソンT12(銀)
書籍:「いっしょに走ろう」(2015)

道下美里の若い頃からかわいい

現在44歳の道下美里選手は笑顔が素敵で、かわいいと毎回話題になります。

女優の松本まりかさんに似たビジュアルでかわいいと今回の東京五輪では話題になっているようです。

彼女の最大の特徴である満面の笑顔は確かに、誰もがかわいいと思う笑顔かもしれません。

本人いわく、特に短大時代の若い頃が「モテ期」だったといいます。

実家のある山口県下関から福岡の短大に進学し、親元を離れてひとり暮らしを始めたそうですが、田舎の出身で福岡のような都会に出てきたらおしゃれしなきゃ、という感じでけっこう遊んだとかで、意外ですね。

オールナイトでカラオケを歌ったり、ということもあったようで短大生活を謳歌したみたいです。

道下選手は「みっちゃん」の愛称で親しまれており、東京オリンピックでも伴走の方にメダルをかける優しい場面が出ましたが、おそらく細やかな優しさやちょっとした他人に対する思いやりを感じる行動も彼女のかわいらしさに繋がっているのでしょう。

実際に身長144センチ体重36㎏の小柄でありながら、持ち味であるピッチ双方での確実な走りは、見た目のかわいらしさだけでは見えないギャップに人知れずしたであろう努力と根性を感じさせられます。

道下美里の視力低下から全盲に

笑顔が絶えず人気の道下美里選手ですが、彼女が全盲となった波乱の反省を紹介しましょう。

彼女が目に異常を感じ出したのは。小学4年時に遺伝性の膠様(こうよう)滴状角膜ジストロフィーという難病にかかった事がきっかけでした。

その難病は中学に進学してから角膜移植手術を受けるも進行性で中2で右目視力は失明。

短大卒業後の25歳で左眼も視力低下にみまわれ、その後ほとんど見えなくなる不運に襲われます。

元々見えていた目が徐々に、そして確実に見えなくなる恐怖を、小学校4年と言う既に自我が明確になった年齢で体験した彼女の絶望は言葉にしがたい恐怖と絶望だった事でしょう。

当然、道下選手にとっても生きている意味がないと思った時期だったそうで、「私は社会のお荷物では」と周囲にこぼしたといいます。

短大卒業後についた調理師の仕事をやめ山口県立盲学校に入りましたが、ここで走ることに生きがいを見いだす転機と出会いました。

道下選手は、それまでのストレスで「大食いして太った」ため、一人で運動場に置いた音源を頼りに走り始めたのをきっかけに、2009年26歳でマラソンに挑戦し次第に頭角を現すようになります。

練習で、毎月600~700キロを走る彼女を支える伴走をはじめ多くの仲間に感謝を忘れず、「いつか世界の舞台で」と夢に向かってひたすら努力した道下選手にとって、東京パラリンピックでの活躍は特別なものだったといえます

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道下美里の夫のプロポーズ即決が凄い

道下選手は2009年(32歳)に結婚しており、夫(45歳前後)は福岡県内で建築事務所を経営(「&.Link一級建築士事務所」社長)しているといいます。

夫は道下孝幸さんで、一級建築士だそうです。

2人の馴れ初めは福岡での短大時代に、下宿先近くの高級レストラン「マラガソル」でバイト仲間だった2人は、旦那さんのアプローチで交際しはじめます。

なんと旦那様となった孝幸さんは彼女と知り合ったその日に突然のプロポーズ、一目惚れだった孝幸さんから

「結婚を前提に付き合ってください。」と告白したとか。

でも当時道下選手は彼氏があり断ったそうで、孝幸さんも卒業論文や勉学が多忙でバイトをやめしばらく疎遠になります。

8年後孝幸さんは余程彼女の事が印象深かったのでしょう、彼女に会いたくなり道下選手に会うため美里さんの実家の下関へ向かったそうです。

2人が初めて出会った大学生時代には、まだ美里さんの左目は見えていましたが、再びの8年後の再会時には既に、その左目さえも見えない全盲となっていました。

でもその事実を隠さず孝幸さんに美里さんが説明すると、孝幸さんは即答で「わかった。じゃあ結婚しよう。」とプロポーズしたと言います。

2人の挙式での写真を見ても分かる通り孝幸さんは控え目に言ってもイケメンの一級建築士で女性に困るタイプの男性には見えません。

そんな彼が即決で人生の伴侶として美里さんを初対面からプロポーズし、世間一般的な目で考えたら誰もが躊躇するだろう全盲となった事実を知っても迷いなく即決でプロポーズしたいと思えた好きな理由をこう話しています。

「笑顔、ルックス、声もいいし人懐っこくて誰にでも話しかけるし、真面目だし、そう、ひねくれているところが全く無いところですかね。」

また孝幸さんは彼女について「ビビッと」きた、他の女性とは「別格」といいますが、美里さんの人物像として

「この人、目が見えないってことを本当にわかっているんだろうか」と思ったそうです。(引用:https://shuchi.php.co.jp/)

そして交際、結婚し福岡に新居を構え幸せになりましたが本当にお互い、どこか好きな気持ちがずっと残っていたのでしょうね。子供はありませんが、幸せな夫婦生活を送っているようです。

馴れ初め素敵すぎますね。

でも美里さんは孝幸さんの言う通り恐らく手放し難い程の魅力を感じた女性なのでしょう。

道下美里のパラ陸上女子マラソンの金メダルまで

唯一の望だった左目まで失明しとうとう恐れていた全盲になったストレスから食に走り一時期体重増加した時期があります。

そんな彼女がこのままではイケないと、心機一転でダイエットを開始して元でマラソンを始めた道下美里選手。

目標を決めたらとことん努力を惜しまない彼女は、メキメキとダイエットも成功し、ついでにマラソンの楽しさや充実感にも目覚めます。

盲学校入学後に体育教師が、道下選手が長距離を走った後の脈の回復が早いのに気付き、フルマラソン出場を勧めたところ、実際にいきなり3時間半で走り周囲を驚かせました。

マラソンを26歳で始め、中距離ランナーとして地元の大会に出ていたところで、道下選手は2013年日本盲人マラソン協会の強化指定選手になります。

2014年の防府読売マラソンT12クラス(重度弱視)で世界新記録を樹立、2016年リオデジャネイロパラリンピックでも銀メダルの快挙となり躍進を続けます。

2017年防府読売マラソンで世界記録を2分9秒更新する2時間56分14秒で優勝、2020年防府読売マラソンでは自身の持つ世界記録を破る2時間54分13秒で優勝し、フルマラソン王者の地位を不動にしました。

そしてこの度の東京パラリンピックフルマラソンでは、前回リオでの銀メダルの悔しさを胸に、「絶対に忘れ物を取りに行く」と5年間必死のトレーニングを行い、独走状態での金メダル(3時間0分50秒)、パラリンピック新記録を勝ち取りました。

1ヵ月700キロの走り込み、苦しい山道を練習場所にして心肺機能を鍛え、一緒に練習する10人以上の伴走者との連携をもって努力を実らせたメダルは多くの世界の人々の感動を誘いました。

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おわりに

東京パラリンピックフルマラソン金メダリストとなった道下美里選手は、若い頃の難病による視力低下から全盲になりましたが、苦難に負けず、人生を変えたマラソンとの出会いや即決プロポーズの夫との出会いでその力を存分に発揮することができました。
44歳とは思えない可愛らしさと笑顔が印象的で、まだまだ記録更新を重ねていくレジェンドとして期待が高まります。東京での金メダルの次は何か、注目していきたいところです。


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