宇都宮タツ子大阪城たこ焼き屋脱税のカラクリは元ヤクザ夫がルーツ

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宮本茶屋アイキャッチ

大阪城公園内にあるたこ焼き屋「宮本茶屋」
が1.3億円の脱税で告発されたようです。

何故たこ焼き屋で巨額脱税が出来るほどの
売り上げを上げたカラクリは亡き夫の手腕
だったといいます。

しかし今回の事で無期限営業自粛に
追い込まれたとのことなど、調べてみました。

大阪名物庶民のたこ焼き屋の巨額脱税の
カラクリと夫が残した金の生る木を追ってみよう~

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目次

大阪城のたこ焼き屋「宮本茶屋」驚異の脱税額!

 

大阪城公園の中にある「宮本茶屋」という
たこ焼きなどを売っている店が所得税法違反で
告発されました。

その脱税額は、なんと1.3億円にも上るようです。

たこ焼き、お好み焼き、おでん、ソフトクリームと
本当に典型的な出店茶屋です。

しかもネットでの評判といえば

「全く美味しくないうえ、ぼったくり価格なので大阪の人間は誰も買わない店」
 

との声もあります。

ぼったくり価格と言うのは「たこ焼き8個600円」
というものを指しているのでしょうね。

確かに高い。

観光名所の一等地としても高いですよね。

これじゃそうそう客が着かないんじゃないかなと
思うのですが、実際のところリピーターが多いから
儲かっていたわけではなく、要は観光客バブルと
言われる、インバウンド効果というやつですね。

宮本茶屋の客は7割が外国からの
観光客だったそうです。

そして大阪城公園の中といえば出店するなら
一等地です。

同じようにたこ焼きなどを売っている店も
近くにはありません。

他にライバル店が無いというのも不思議ですが
これにも理由があります。

大阪城公園内で出店を出すには、大阪市への
許可が必要なのですが、ここにあるカラクリがあったのです。

宮本茶屋の巨額脱税のカラクリはテキヤの夫の手腕?

 

宮本茶屋は、大阪城公園内にあるお店なのですが
大阪市の管轄外だといいます。

 
この店が建っている土地は『豊国神社』の所有地
なのだそうです。

つまり官地ではなく民地だというわけですね。

そして宮本茶屋は豊国神社と借地契約を結んで
その借地でたこ焼き屋を経営しているので大阪市
からは何か違反をしていない限り指導出来ない
ということのようです。

 
豊国神社は、京都の豊国神社の別社として1879年に
創建されたそうです。

その後2度の遷座を経て、1961年から現在の
大阪城二の丸にあるそうです。

 
元々の宮本茶屋の主人は、宇都宮タツ子の
亡くなった夫でした。

その夫が昔豊国神社の宮司さんに
「軽自動車でホットドッグを売らせてほしい」
と頼んだそうです。

当時の大阪城公園は今ほどの賑わいも無く
宮司さんも「ホットドッグ販売で少しでも賑わうのなら」
との事で了解したそうです。

しかも土地の使用料は「無料」だといいます。

 
それでは神社側にメリットが無さそうですが
当時のさほど賑わっていない頃は
「神社のイベント時などに宇都宮一家が作業を手伝ってくれる」
というのが十分なメリットだと考えられたようです。

しかし時間経過とともに、軽自動車がテントになり
テントがコンテナになり、と規模が大きくなっていきます。

しかもこのコンテナは建造物ではないとの
解釈がされ、文化史跡の大阪城公園内に
現存することが許されたといいます。

このホットドッグ屋を始めたタツ子の夫が
何者かと言えば、どうやら山口組系の傘下組織で
テキヤをやっていた人物
だったようです。

 
周囲の人たちからの話では
「身体には刺青があり、指も落としていた」
というど真ん中なヤクザだったとの話です。
 

しかし他の店が無く、宮本茶屋だけが営業
しているのは何故なのか。

これにも理由があります。

 5-6年前からインバウンドの影響で売り上げが
伸びているようですが、その頃には大阪城公園内に
宮本茶屋以外の店もあったそうです。

その店らも徐々に減って行ったそうですが、その
減った理由というのが、大阪市の取り組みだったようです。
 

橋下市長が無断営業の取り締まりを強めたことで
無断営業の露店が次々と姿を消したということです。

宮本茶屋だけは大阪市の土地では無かったので
取り締まり対象から外れていたのだとか。

 
というか、大阪城公園内の露店、ほぼ全て
無許可だったという事でしょうか…

それはそれで怖い話ですね。
 

土地代無料で、観光地の一等地で、ライバル店
皆無であれば、そりゃ儲かりますよね。

脱税の額の大きさに今更ながら納得です。

ようするに入れ食い状態だったのですから・・・

売れて当然です。

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宮本茶屋は店舗違法建築!無期限自粛に!

 

こうして営業を続けた宮本茶屋ですが、現在は
コンクリート製の店舗になっています。

しかもこの店舗は豊国神社の土地から外れ、大阪市
管轄の土地にはみ出しているという事で、大阪市と
しても宮本茶屋に改善要求をすることとなりました。

 
その結果、今回の脱税の件も併せて、宮本茶屋は
無期限営業自粛となったようです。

 
今回の脱税騒動等で、世間にも実情が知れましたし
土地所有者の豊国神社としてもイメージダウンと
なったことでしょう。

それらを考えれば、営業自粛というよりも、このまま
閉店となるような気がしますね。

 
それとも商魂たくましく、ほとぼりが冷めた頃に
営業再開するのでしょうか。

やりそうです・・・

だって物凄い儲けていたので今更やめられないのでは~って
思ってしまいますね。

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おわりに

 さすがに8個600円のたこ焼きを買う気はしませんけど、外国の方々なら解らないだろうし、近くに同じような店も無いしという事で繁盛したのでしょうねぇ。その営業権カラクリもしたたかと言えばそうですが、それよりも無償借地だったというところに時代背景を感じさせるところがありますね。この後、宮本茶屋以外に観光客にとって良いお店が建てば良いのですが。


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